こんにちは!元小学校校長のおばあちゃんです!
小学校に入学して1ヶ月経った孫ののんちゃんが、「おばあちゃんは子どものとき、学校に行きたくなかったことある?」と聞いてきました。
お!これは、もしかして…。
ゴールデンウィーク開けの登校しぶり?とちょっぴり心配に…。
のんちゃんとおばあちゃんの「学校に行きたくない」問題のやりとりを紹介します!
学校は楽しい?
入学してからの一ヶ月、ついついのんちゃんのことが心配で、聞いてしまうのが、「のんちゃん、学校は楽しい?」です。
祖父母にとって、もちろん親にとっても、一番の願いは、子どもが楽しい学校生活を送っていてほしい!ということに尽きるのではないでしょうか。
わたしが子育てをしていたときは、共働きで帰りも遅く、自分の父母に子どもたちを見てもらっていましたので、帰るとまずは「学校で今日は何をしたの?楽しかった?」と聞いていたものです。
子どもたちは、おじいちゃんとおばあちゃんからも、「学校では何があったの?楽しかった?」と聞かれるものですから、何度も何度も一日の出来事を話すことにちょっぴり大変だったと後から聞きました。
それでもやっぱり・・・学校は楽しくあってほしい!友達と仲良く過ごしていてほしい!勉強なんて二の次!とにかく幸せであってほしい!これが一番の願いなのです。
そして、一人の校長としても、子どもたちが幸せな学校生活を送ってくれることが一番の願いでした。
学校はふつう!先生はおもしろい!
のんちゃんの返事は「学校はふつう!」「先生はおもしろい!」でした。学校は「普通」…とは、期待以上でもなく、期待以下でもないということかな?根掘り葉掘り聞くのも気が引けたので、「普通」については詳しく聞きませんでした。
のんちゃんは、入学式がどうだったかを聞いたときにも、「ふつうかな~。」と言っていました。とても楽しみにしていただけに、「へ~。楽しみにしていたけど、こんなかんじなのか~。」というような受け止めをしているのかもしれません。
それにしても、先生のことを「おもしろい!」と受け止めていたことに、ホッとしました。「おもしろい!」と感じる人の話を子どもたちは熱心に聞くものです。「次はどんなことをお話しするのかな?」と、ワクワクして耳を傾けます。
困ったことがあっても相談できるし、相談しただけでも勇気がもらえます。先生が「おもしろい」ということは、とってもいいことなのです。先生が「おもしろい」と知り、おばあちゃんは胸をなで下ろしました!
学校に行きたくないとは?
それでは、のんちゃんはなぜ「学校に行きたくなかったことある?」と聞いたのでしょうか。
「あのね、クラスの男の子が3人と女の子が2人、学校が苦手みたいなの。学校に行きたくないって言っているんだって!」
なるほど!学校に行きたくないのはお友達のことだったのでした。のんちゃんが言うには、「なんかね、お勉強が苦手みたいだよ。」とのこと。
一年生のこの段階では、学習内容はそれほど難しくはありませんので、こども園や保育園での生活とのギャップや、一定時間席に着いていることが苦手だったり、新しい環境に馴染めなかったりと、一人一人が葛藤しているのだと思います。
もちろん、それ以外の理由もあります。このような状態を「小一プロブレム」と言い、場合によっては、授業中に教室を歩き回ったり、先生の指示を聞かない子どもが出てくるのですが…それはまたこのあといつかのブログでお話しすることにして…。
のんちゃんには。「学校に行きたくないな…って言うお友達がいたら、一緒にあそぼう!って誘ってみてね!」と話しました。
どうか、のんちゃんも他の一年生も、この5月の爽やかな風の中、元気いっぱい登校し、楽しく幸せな学校生活を毎日送ってほしいと切に願っています!
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